☆ホワイト・ティー「No.57」


↑白い箱にクラシカルなイラスト。この箱のお茶はローズの香り。
↓ティーバッグはロゴが入った透明テトラパックに包装されています。



イギリスの冬は日本と比べて長く、曇り空が何日も続いたり晴れたと思ってもすぐ日が暮れたり... こんな状態が10月から2月ぐらいまで続きます。ちゃんと太陽の光を浴びないとどうも体調がすっきりしないものですが、私はこの季節気分をリフレッシュできるお茶の時間を多くとるようにしています。そのためちょっと特別感のある道具、お茶、お菓子さがしに時々町へ出かけます。

今年はこんなお茶に出会いました。バンコクの会社 Tan Co Ltd. のブランド「No.57」のホワイト・ティーです。ホワイト・ティーとは1年にたった2回しか収穫できない若葉と新芽をスチーム乾燥して作る、緑茶の3倍もアンチオキシダント(老化や疲労を防ぐ成分)が含まれたお腹にやさしいお茶です。ホワイトと言われるだけあって、紅茶と比べると煮出したときの色は薄く、あっさりした口当たり。工程に時間がかかりすぎるという理由から、あまり生産者がいないので世界でも希少で贅沢なお茶と言われています。

さて、London College of Fashion卒25歳のPimchanoke Balankuraが副社長とマーケティング・ディレクターを務めるTan Co Ltd.について。1年前にタイへ帰国するまでイギリスに10年住んでいたPimchanokeは、一般的に出回っている紅茶が自分の体質に合わないと感じていたところホワイト・ティーと運命的な出会いをし、これは人気が出ると直感したそうです。Tan Co Ltd.を始めるにあたってPimchanokeはホワイト・ティー原産地の中国へ何度も足を運び、数軒の茶園に若葉と新芽を摘んでくれるよう持ちかけました。前述のとおり、なかなか首を縦に振ってくれる生産者はいませんでしたがようやく数軒と話がまとまり、生産開始へ。

No.57のホワイト・ティーは乾燥茶葉に乾燥花をブレンドしています。現在はスペアミント、ラベンダー、ローズ、ジャスミン、玄米、オリジナルの6種類。ラベンダーとバラはフランス、ジャスミンは中国のものを使用しています。そして、これらの一日の生産量は合計たったの150箱だそうです。


↑↓スペシャル・パッケージ版。本(百科事典)を開くと中からカエルのイラストの箱が!パーティー・ピープルのために発売された酔いさまし効果があるハーブ・ティーが入っています。本は空いた穴に隠したいもの(お金も?)を入れて本棚へそっとしまう、という代物。



No.57は、ご覧のようにパッケージ・デザインがお茶の箱にしてはかなり斬新なものであったことも加わって、先頃のElle Deco FairでディスプレイされたりBangkok Fashion WeekのVIPゲストに振る舞われてすぐ注目を集めました。それでも、取引希望者が殺到するなかTan Co Ltd.は輸出先の国と取り扱いショップを厳しく絞り込む方法をとりました。No.57のイメージを正確に消費者に伝えるためです。現在この商品は日本未上陸で、購入できるのはロンドンとダブリンのHarvey Nicholsと、パリのLe Grande Epicerie、タイのFour Seasons Hotelのベーカリー・ショップといったごく少数の店舗のみです。

2006年はホワイト・ティーをさらに6-8種類増やすとか。しばらくこの会社から目がはなせません。

2005年12月12日

*Iseki Ayako (tinycrown)

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